ヨゴトノリトのパラドクス

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メイン:呪術廻戦夏油傑お相手男主
√1:主人公死亡
√2:主人公生存、夏油傑が呪詛師にならなかったらというIF

2018.10.18 連載開始

Main Story √2

これは主人公が生存し、夏油傑が呪阻師にならなかったら、というIFのストーリーです。(√2)
小説の初めの部分は「置いていかれた夏の日」を加筆修正したもので、主人公は死亡せず、同期である五条悟と夏油傑がオリジナルの京都姉妹校交流会に参加、灰原雄の救済などが含まれます。


- 転校生:それが夏油傑と五条悟の騒がしい呪術高専での生活になるとは、まだ誰も予想できなかっただろう。

- トンネルの怪壱:初めは窓の外を見ていた曜次も、特に何をみているわけでもない悟も傑に寄りかかって寝ていた。
- トンネルの怪弐:刀身がトンネルを照らしあげる蛍光灯に煌めき、独特の反射光がトンネルの壁に映し出される。

- 小学校壱:「なぁ小学校のトイレには花子さんがいるんだろう?」
- 小学校弐:刀の銀色が蛍光灯に煌めいて、呪霊の首に触れる。
- 小学校参:人柱というのは間違った表現ではない。呪術師は常にその身を犠牲にして呪いを祓っているのだ。

- 洗濯物事変:とめどなくあふれる水がざあざあと流れ、夏の暑苦しい気温に耳だけ涼やかな気分になってくる。

- 剣舞壱:紅葉はいつの間にか衣替えを済ませて、寒い風が時折ぴぃぴぃと窓の隙間で鳴っている。
- 剣舞弐:それにしても眠いんだ、さっきまで散々堅苦しいことをさせられたからと悟は言った。
- 剣舞参:これだけの人が集まっているというのにしんと静まり返った時間が一秒、二秒、……一分、二分と続いていく。

- 刀鍛冶の里壱:カーンカーンと鉄を叩く音が山間の空間に響いて山びこがかえってくる。
- 刀鍛冶の里弐:部屋の中はしんと静まり、三人の寝息が時たま、静けさに色を添えた。

- 一級推薦:たった一人の教室はどこか物寂しさを感じさせる。

- 初詣:十二月の終わりの寒い日のことだった。

- 心配:彼が一体何に悩んでいるのか、はたまた何を考えているのか。

- 交流会壱:その日はまだ暑さの名残が窓から入ってくる、夏の終わりだった。
- 交流会弐:絶望したと言わんばかりの口調に、笑ったのは楢原だ。
- 交流会参:再び跪坐の姿勢になるとまた目をつむって刀の鞘に手をかけた。
- 交流会肆:スタートの合図とともに東京校のメンバーはバラバラに散った。
- 交流会伍:その瞬間にごう、と風が吹き荒れ、木々が豪風に揺らされてざわめいた。
- 交流会陸:傑は割れた窓ガラスをじゃり、と踏みしめてどこか適当に座れるところを探した。
- 交流会漆:作戦室の片隅に追いやられていたホワイトボードを引っ張り出した。

- 失踪壱:幾分伸びた身長は、一年近い歳月が流れたことを示している。
- 失踪弐:傑にはその事実が気に入らなかった。

- 救援:ほんの数日前にここで傑と灰原が会話をしていたことがまるで嘘のようだ。

- 夏油傑:夏の日差しも和らぎ、時折やってくる台風に外出を制限されながら日々は過ぎていく。

- その後の話:「俺の成績で行ける大学があるのか疑問だろ」

- 番外編授業参観壱:夏休みも終わり、にぎやかな声が毎朝聞こえてくる時期になった。
- 番外編授業参観弐:「俺も傑も美々子と菜々子が学校でちゃんとやれてるか心配だったろ、なら行くしかないじゃん」

- 番外編きさらぎ駅壱:「まず寝る。ふかふかのベッドで寝る」
- 番外編きさらぎ駅弐:「一級が四人だ。呪術界もそれなりに慌てているということだろう」
- 番外編きさらぎ駅参:がたんごとんと軽トラの荷台は揺れる。
- 番外編きさらぎ駅肆:ぷちっ、と花を手折ったような感覚がした。
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Main Story √1

この作品は呪術廻戦65話が公開される前にプロットを作成し執筆した作品となります。そのため、原作との相違が多々ありますが、一つの妄想と想像の形であるとしてお読みいただければ幸いです。
√1は主人公が死に、夏油傑は原作通り呪詛師になりますが、呪詛師になるまでの過程に原作との相違があります。※今後原作にあわせて本編を書き直すことはありません。

置いていかれた夏の日 *夏油傑お相手男主編  完結


- 転校生:それが夏油傑と五条悟の騒がしい呪術高専での生活になるとは、まだ誰も予想できなかっただろう。

- トンネルの怪壱:初めは窓の外を見ていた曜次も、特に何をみているわけでもない悟も傑に寄りかかって寝ていた。
- トンネルの怪弐:刀身がトンネルを照らしあげる蛍光灯に煌めき、独特の反射光がトンネルの壁に映し出される。

- 小学校壱:「なぁ小学校のトイレには花子さんがいるんだろう?」
- 小学校弐:刀の銀色が蛍光灯に煌めいて、呪霊の首に触れる。
- 小学校参:人柱というのは間違った表現ではない。呪術師は常にその身を犠牲にして呪いを祓っているのだ。

- 剣舞壱:「早く着替えてこっちこいよ! 死ぬほど寒い!」
- 剣舞弐:ただ一つのことに打ち込み続け、それを完全なものとして昇華する、それはまさに刀の権化だ。
- 剣舞参:最も大切になるのは、「この呪霊を調伏することができる」という確信と自信なのである。

- 刀鍛冶の里壱:「俺の折れてる足に体重かけてるのどっち!? いったいからやめてって、あったあった」
- 刀鍛冶の里弐:部屋の中はしんと静まり、三人の寝息が時たま、静けさに色を添えた。

- 置いていかれた夏の日

番外
- 夏祭り:「いや納得するもなにも、呪術師は本来そういうものなのかなって」
- 美しい人:「おあいこさ、それに私は君のそんな有り様を美しく思うよ、他人を呪わない君は美しい」
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