No.34
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初めて精通を迎えてから、セノとはよく抜きあいっこをしたことを覚えている。今思うと随分な子供の好奇心であった。しかしリサからは局部を他人に見せるのは本当に愛し合った人とだけよと強く言い含められていたため、他人にそのことを話すことはなかった。恥ずかしいものだと重ねて言われていたからだと思う。だけれども、リサにそのようなことを言われていたからこそセノとはお互いに見せあったのだ。なぜならそのころからセノのことが好きだったし、セノも自分のことを好きだと言っていた。それは愛するというにはほど遠い感覚であったけれどもそれでいいのだと思っていた。
椅子に腰かけ、セノを膝の上に乗せる。衣服などお互いとうにはぎ取った後のことで触れ合ったところから体温がよく伝わってきた。普段から露出の多い服を着ているわけだが、いざ裸になればそれなりに緊張するものだ。見られていると不随意に筋肉が動く。ぴくりと痙攣したセノの腹筋を見て、そういやその中にいつも入っているんだよなぁと思うと興奮した。
「おいなぜだ」
セノがあきれたように立ち上がった陰茎を見て、それから触れる。自分よりも小さなセノの手に捕まれるとどうにも止まらなくなって、完全に立ち上がったそれをあきれるようにセノは眺めていた。
「全くどうしようもないな」
「セノも大して変わらないじゃん」
「それは……」
いつもこれが腹の中に入っていることを意識したのだろう。セノを羞恥させるには事実に即した想像をさせるのが一番手っ取り早いと最近覚えたので、セノをたたせるときはいつも最中のことを思い起こさせるようにしている。物覚えがいいということは、つまり最中の感覚もよく覚えているということだ。足に力が入ったのがわかる。おおよそ、勝手に後ろを締めたのだろう。早く挿入したいと思いつつも、最近は昔のように向き合って抜きあうのが習慣になっていた。それに明日は大捕り物があるので今日はあまり激しくできない。一回きりじゃお互いに満足できないことは知っているからこうして抜きあうのだ。
お互いのものに手を添えて、お互いの目を見ながらゆっくりと刺激を与えていく。セノが物欲しそうにしていたので空いた片手を後頭部に添えて引き寄せてからキスをした。先走りがあふれてぐちぐちと水音が響く中、口内をかき混ぜればやはりこちらも興奮しているのかいつもより多い唾液が水音を響かせている。くちくち、ぬちぬち、ぐちゅ。ただの水音と言ってしまえばそれだけだが、その正体を知っているとやけに煽情的だ。
「ッ……! フィネフェル、もう」
「俺も」
陰茎をすり合わせて、セノの手ごとを握りこんで強くしごけば二人ほぼ同時に達した。手の中に広がるあたたかく粘ついたものはあふれて俺とセノの腹にもかかる。もともとバランスの悪い姿勢で俺の足の上に座っていたセノは体を前に倒して首筋に顔を埋めていた。達した感覚に酔いしれながら、ぼんやりとしている。
「やっぱりイれたいなぁ」
「だめだ。我慢しろ」畳む
2024.1.21 執筆
#フィネフェル #セノ #R18