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No.32

魔神任務中のフィネフェルは教令院につかまっていた

 フィネフェルの呪いは厄介だ。自らコントロールもできず、どこでどのように作用するかもわからない。まるで訪れた死が運命であったかのように自然に表れるために、実のところ本当にフィネフェルの呪いなのかもわからなかった。けれどもキングデシェレトが告げたことを信じるならば、これは確かに呪いなのだ。
 セノとフィネフェルは教令院にきな臭いものを感じ、離脱する際に二手に別れたのだった。セノは人の中を、フィネフェルは森の中を通りながら十分に距離を置いて合流する予定であったが、セノはついぞフィネフェルと合流することはできなかった。アアル村に到着してからアルハイゼンによってフィネフェルが投獄された旨を伝えられ愕然としたが、教令院はフィネフェルの呪いについて過去に研究していた経歴がある。彼の呪いは教令院が所持するキングデシェレトのとある遺物を利用すればある程度コントロールできることも理解していた。その遺物を仮受けられるようセノは何度も教令院へ申請を出していたが、それは通らなかった。
 アアル村にいる間、セノはひとところにとどまることができないほどに落ち着きをなくしている。けれどもあまりにも表情に出ないことから誰一人その様子に気づかなかった。畳む


2024.1.15 執筆
#フィネフェル #セノ

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